定義
人は商品ではなく、「片づけたい用事」を買っている。
顧客は、機能そのものを買っているわけではありません。移動中の退屈を埋めたい、会議前に安心したい、上司に説明しやすくしたい、失敗のリスクを減らしたい。商品やサービスは、そうした状況の中で選ばれます。
ジョブ理論では、年齢や性別などの属性だけで顧客を分けません。同じ人でも、朝の通勤中、仕事前、家族といる時間では片づけたい用事が変わります。競合も同業だけではなく、手作業、外注、表計算、何もしないことまで含めて考えます。
この見方を使うと、インタビューで聞くべきことも変わります。好きか嫌いかではなく、いつ、どこで、何に困り、何を代わりに使ったのかを見ます。商品を説明する前に、顧客が前へ進みたい方向をつかむための概念です。
この概念の論点
16節- 商品ではなく用事を見る
- 顧客は機能ではなく進歩を買う
- 代替手段と競合を見る
- 機能的・社会的・感情的な用事
- ミルクシェイクの例
- ジョブの書き方
- 状況で顧客を分ける
- インタビューは行動を見る
- PMFとのつながり
- 価格と継続利用を見る
- 伝える言葉を変える
- 新商品開発に使う
- BtoBのジョブ理論
- 既存商品を再設計する
- よくある誤用を避ける
- 明日から使う問い