定義

人は商品ではなく、「片づけたい用事」を買っている。

顧客は、機能そのものを買っているわけではありません。移動中の退屈を埋めたい、会議前に安心したい、上司に説明しやすくしたい、失敗のリスクを減らしたい。商品やサービスは、そうした状況の中で選ばれます。

ジョブ理論では、年齢や性別などの属性だけで顧客を分けません。同じ人でも、朝の通勤中、仕事前、家族といる時間では片づけたい用事が変わります。競合も同業だけではなく、手作業、外注、表計算、何もしないことまで含めて考えます。

この見方を使うと、インタビューで聞くべきことも変わります。好きか嫌いかではなく、いつ、どこで、何に困り、何を代わりに使ったのかを見ます。商品を説明する前に、顧客が前へ進みたい方向をつかむための概念です。

この概念の論点

16節
  1. 商品ではなく用事を見る
  2. 顧客は機能ではなく進歩を買う
  3. 代替手段と競合を見る
  4. 機能的・社会的・感情的な用事
  5. ミルクシェイクの例
  6. ジョブの書き方
  7. 状況で顧客を分ける
  8. インタビューは行動を見る
  9. PMFとのつながり
  10. 価格と継続利用を見る
  11. 伝える言葉を変える
  12. 新商品開発に使う
  13. BtoBのジョブ理論
  14. 既存商品を再設計する
  15. よくある誤用を避ける
  16. 明日から使う問い